2024年の長幸寺日記

 

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桜も散りはじめ、葉桜になりはじめました。 2024.4.12





 まだ2月なのに、例年より早く樒(しきみ)の花が咲きました。

樒は俗にハナノキ・ハナシバ・コウシバ・仏前草といわれ、弘法大師空海が、花の形が青蓮華に似ていることから、これの代用として密教の修法に使ったのが始まりのようです。

青蓮華は天竺の無熱池にあるとされ、その花に似ているので仏前の供養用に使われたようです。

常緑の木で、年中継続して美しく、手に入れやすいので、古来より樒の枝葉を仏前や墓前にお供えされています。


 昨年末に、親しい方のワンちゃんが亡くなりました。ご家族のたっての願いで長幸寺で49日の法要をさせて頂きました。家族の一員として愛されていたワンちゃんでした。

 

 寺の愛犬モカは昨年体調を崩し、動物病院で診て頂いたところ、心臓病と診断されました。今は朝晩欠かさず薬を飲んでいます。

保護犬だったモカは、厳しい環境に身を置いていた期間が長かったのかもしれません。そう思うとつい甘やかしてしまいがちです。

まだまだ寒い毎日ですが、元気に大好きな散歩に出かけてます。

 


 日差しが眩しい!!

三寒四温で少しずつ寒さも緩んできています。

春の早い訪れを願っています。 2024.02.06




 昨年末に檀家さんに作って頂いた新しい帽子と涎掛けをおかけして、鏡餅もお供えして、新しい年を出発しました。しかし、正月元旦に思いもよらない大きな地震に見舞われ、テレビから流れる能登の惨状に、心が固まり言葉も出ませんでした。暫くしてからお見舞いに能登に行きました。道の両脇には、家が傾き、赤色の紙に「危険」と書かれた紙が貼られた家も多く、道路は車が通行しているものの、隆起しひび割れた箇所が点在し、被害の大きさを改めて実感しました。それぞれの立場で考えながら、みんなの力を寄せ集めて再建に向っていかなければと思います。