親しみを込めて「お地蔵さん」「お地蔵様」と呼ばれる地蔵菩薩(じぞうぼさつ)は、サンスクリット語ではクシティガルバと言い、クシティは「大地」、ガルバは「胎内」「子宮」を意味し、意訳して「地蔵」とされています。大地がすべての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々を、その無限の大慈悲の心で包み込み、救うところから名付けられたとされています。
地蔵菩薩は、釈迦の入滅後、56億7000万年後、末世の世に仏となって下り衆生を救済する弥勒菩薩が出世成するまでの無仏の五濁悪世にあって、六道に苦しむ衆生を教化救済する菩薩であるとされています。
◆ 高岡銅器 ◆
今から400余年前、二代目加賀藩主、前田利長公が高岡城築城に際し、城下の繁栄をはかる産業政策の一環として、金屋町に鋳物工場を開設した事から高岡銅器の歴史が始まりました。